じみたの歴史

1992年(26歳~27歳)

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1992年
☆セガでのプロジェクト第4弾
「メガCD スイッチ」
※ワハハ本舗の梅垣義明さん

1992年1月2日(木)
☆泊まりでお座敷セッション
<理科大ジャズ研先輩 林さんの家>
ナバロ(tp) 林(g) 牛山(g) じみた(p) 大橋(b) 能登谷(ds) 他

1992年1月10日(金)
<西麻布 ウッディベル>
「相楽賢哉 グループ」
相楽賢哉(tb) 熊谷卓(ts) 久保田浩(p) 脇義典(b) 岩城昌宏(ds)

1992年1月17日(金)
☆ライブ鑑賞
<青山 Body&Soul>
「市川秀男3+鈴木道子」
鈴木道子(vo) 市川秀男(p) 上野哲郎(b) 関根英雄(ds)

1992年1月20日(月)
☆ライブ鑑賞
<新宿 On Air>
「市川秀男 トリオ」
市川秀男(p) 上野哲郎(b) 関根英雄(ds)

1992年1月26日(日)
☆ライブ鑑賞
<原宿 キーストンコーナー>
「ゲニー・ドリュー トリオ」
ケニー・ドリュー(p) ニースル・ペデルセン(b) アルビン・クイーン(ds)

1992年2月15日(土)
<代々木 NARU>
「井口健一 グループ」
井口健一(ts) 久保田浩(p) 鈴木保志(b) 宮本達也(ds)
※大風邪でリハを休む
※井口バンドラスト、しばらく井口バンド自体がなくなる

1992年2月22日(土)
☆セッション参加
<高田馬場 イントロ>
小俣景子(vo) 吉野ミユキ(as) 田中邦和(ts) ジョナサン・カッツ(p) 小佐古基史(g) 森元信哉(eb)
※初共演:吉野ミユキ(as) 小佐古基史(g) 森元信哉(eb)

1992年3月7日(土)
<品川 パシフィックホテル>
「浦谷くん 結婚披露宴」
(日大リズム同期)
久保田浩(p) 磯部英貴(b)

1992年3月27日(金)
☆スタジオセッション
<池袋 Let's>
「ナバロ セッション」
豊田"ナバロ"晃(tp) 吉野ミユキ(as) 松本英之(as) 久保田浩(p) 磯部英貴(b) 天川洋一(ds) 畔柳直之(ds)
※初共演:松本英之(as)

1992年3月28日(土)
☆ライブ鑑賞
<新宿 J>
「トム・ミッター グループ」
トム・ミッター(ts) ベアタ・パテル(vo) 大橋高志(p) ブーツァ・ネツァック(b) 諸田富男(ds)

☆その後、初めて阿佐ヶ谷「マンハッタン」へ行く

1992年4月10日(金)、17日(金)
<西麻布 ウッディベル>
「大亦ゆみ子 バースデイライブ」

10日(金)
大亦ゆみ子(vo) 吉野ミユキ(as) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 岩城昌宏(ds)

17日(金)
大亦ゆみ子(vo) 吉野ミユキ(as) 山口友生(g) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 岩城昌宏(ds)
※初共演:山口友生(g)

1992年4月18日(土)
<青山 場所?>
「結婚式二次会」
(理科大ジャズ研同期 φ(フェイ)関係)
Eve(tp) 苅田(ts) 牛山(g) じみた(p) φ(フェイ)(b) 能登谷(ds)

1992年4月24日(金)
☆スタジオセッション
<西大井 JAM BOX>
「じみた セッション」
吉野ミユキ(as) 久保田浩(p) 磯部英貴(b) 西尾研一(ds)

1992年5月2日(土)
☆ライブ鑑賞
<新大久保 Someday>
「野口久和 オーケストラ」
佐々木史郎(tp) 安保徹(ts) 山田穣(as) 野口久和(p) 渋谷盛良(b) 鈴木ウータン正夫(ds)

1992年5月16日(土)
<新宿 京王プラザホテル>
「結婚披露宴」
(東工大ジャズ研OB 西尾さん関係)
久保田浩(p) 脇義典(b) 西尾研一(ds)

1992年5月20日(水)
☆リハ
<阿佐ヶ谷 スペースベリオ>
「豊田"ナバロ"晃 グループ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 小泉清人(g) 久保田浩(p) 大角一飛(b) 諸田富男(ds)
※初共演:小泉清人(g) 大角一飛(b)

1992年5月23日(土)
<八王子 BASH!>
「小野寺浩 グループ」
小野寺浩(b) 上井正英(tp) 久保田浩(p) 鏡剛(ds)
※小野寺バンド開始

1992年5月24日(日)
<千葉 ブラックセイント>
「諸田富男 グループ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds)
※初共演:杉浦朱美(as)
※初めての諸田さんとのライブ
※長かったライブ

1992年5月27日(水)~6月2日(火)
☆シカゴ出張

1992年6月13日(土)
<池袋 サンシャインプリンスホテル59F トリアノン>
「結婚式二次会」
(明治BS後輩 相楽くん関係)
相楽賢哉(tb) 久保田浩(p) 脇義典(b)

1992年6月20日(土)
<青山 シーバード>
「波多野素子 グループ」
波多野"Payapa"素子(vo) 久保田浩(p) 杉浦三郎(b) ?(ds)

1992年7月4日(土)
<代々木 NARU>
「井口健一 グループ」
小俣景子(vo) 井口健一(ts) 久保田浩(p) 鈴木保志(b) 宮本達也(ds)
※井口バンドが復活

1992年7月5日(日)
<青山 ブラッスリー・シュシュ>
「菊地くん 結婚披露パーティ」
(明治BS後輩)
熊谷卓(ts) 久保田浩(p) 磯部英貴(b) 福原"4Q"俊介(ds)

1992年7月12日(日)
<花小金井 アサダ楽器>
「楽器フェア」
「諸田富男 六重奏団」
豊田"ナバロ"晃(tp) 若松孝(ts) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds)
※初めての諸田バンド

1992年7月15日(水)
☆ライブ鑑賞
<渋谷 クアトロ>
「谷啓&スーパーマーケット」
谷啓(tb) 中川英二郎(tb) 木村パンダ(b)

1992年7月21日(火)
<吉祥寺 特設ステージ>
「吉祥寺祭り」
「諸田富男 六重奏団」
豊田"ナバロ"晃(tp) 若松孝(ts) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds)

1992年8月28日(金)
<東久留米市役所>
「市役所祭り」
「諸田富男 グループ」
牛島あおい(vo) 豊田"ナバロ"晃(tp) 久保田浩(p) 小泉清人(b) 諸田富男(ds)
※初共演:牛島あおい(vo)

1992年9月1日(火)
<西麻布 ウッディベル>
「豊田"ナバロ"晃 グループ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 小泉清人(g) 久保田浩(p) 大角一飛(b) 諸田富男(ds)
※ナバロバンド開始

1992年9月3日(木)
☆ライブ鑑賞
<青山 ブルーノート>
「Tuck & Patti」

1992年9月6日(日)
<吉祥寺 特設ステージ>
「仕事演奏」
「諸田富男 グループ」
山田穣(as) 久保田浩(p) 林正男(b) 諸田富男(ds)
※初共演:山田穣(as) 林正男(b)

1992年9月26日(土)
☆ライブ鑑賞
<目黒 SONOKA>
「井上祐一 グループ」
井上祐一(p) 山田穣(as) 藤田耕平(b) ?(ds)
※初対面:井上祐一(p) 藤田耕平(b)

1992年10月4日(日)
<吉祥寺 特設ステージ>
「仕事演奏」
「諸田富男 六重奏団」
豊田"ナバロ"晃(tp) 若松孝(ts) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds)

1992年10月12日(月)
☆ライブ鑑賞
<新大久保 Someday>
「安部ジーナまりあ グループ」
安部ジーナまりあ(vo) 小俣景子(cho)

1992年10月18日(日)
<桜木町 迎賓館>
「結婚披露宴」
(明治BS同期 磯部くん関係)
久保田浩(p) 磯部英貴(b)

1992年10月31日(土)
☆中央大の学祭に出演
「礒野哲 グループ」
礒野哲(tp) 小澤祐二(ts) 久保田浩(p) 下山田守一(b) 岩城昌宏(ds)

<新宿 J>
「諸田富男 六重奏団」
豊田"ナバロ"晃(tp) 若松孝(ts) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds) 酒井リエ(vo)
※初共演:酒井リエ(vo)
※Jに初出演

1992年11月2日(月)
☆ライブ鑑賞
<青山 Body&Soul>
「村上寛バンド」
植松孝夫(ts) 野村潤(ts) 秋山一将(g) 桜井郁雄(b) 村上寛(ds)
飛び入り:鈴木良雄(b) 藤原清澄(b)

1992年11月3日(火)
☆理科大ジャズ研のコンサートに出演
<六本木 ピットイン>
「社長 牛山善太」
Eve(tp) 苅田(ts) 牛山(g) じみた(p) φ(フェイ)(b) 能登谷(ds)

☆早稲田大学の学祭に出演
<早稲田 ハイソ>
「小野寺浩 グループ」
上井正英(tp) 吉野ミユキ(as) 久保田浩(p) 小野寺浩(b) 岩城昌宏(ds)
※乱入:鏡剛(ds)

<西麻布 ウッディベル>
「野村潤 グループ」
野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds)
飛び入り:岡崎正典(ts)
※初共演:岡崎正典(ts)

※大変な1日

1992年11月6日(金)
<南浦和 歪珠亭>
「諸田富男 グループ」
野村潤(ts) 久保田浩(p) 安ヵ川大樹(b) 諸田富男(ds)
※歪珠亭に初出演

1992年11月8日(日)
☆慶応大学のジャズ研へ遊びに行く
※初対面:松本全芸(p)

1992年11月14日(土)
<吉祥寺 特設ステージ>
「仕事演奏」
「諸田富男 グループ」
安保徹(ts) 久保田浩(p) 佐藤忍(b) 諸田富男(ds)
※初共演:安保徹(ts) 佐藤忍(b)

1992年11月14日(土)
<渋谷 場所?>
「結婚披露パーティ」
(諸田さん関係)
「諸田富男 グループ」
白崎(tp) 細谷(as) 久保田浩(p) 大角一飛(b) 諸田富男(ds)

1992年11月15日(日)
<吉祥寺 特設ステージ>
「仕事演奏」
「畔柳直之 グループ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 杉浦朱美(as) 久保田浩(p) 林正男(b) 畔柳直之(ds)
※本当は諸田グループ

1992年11月27日(金)
<南浦和 歪珠亭>
「畔柳直之 グループ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 若松孝(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 畔柳直之(ds)
※本当は諸田グループ

1992年12月5日(土)
<国立 障害者センター>
「クリスマス会」
「諸田富男 グループ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 久保田浩(p) 林正男(b) 諸田富男(ds)

1992年12月5日(土)
<新宿 パールバー>
「久保田浩 デュオ」
久保田浩(p) 安ヵ川大樹(b)

1992年12月7日(月)
<新宿 J>
「小俣景子 グループ」
小俣景子(vo) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 大角一飛(b) 諸田富男(ds)

1992年12月11日(金)
<渋谷 BOSS>
「小川隆 グループ」
小川隆(g) 久保田浩(p) 大角一飛(b) チク小林(ds)
※初共演:小川隆(g) チク小林(ds)

1992年12月18日(金)
<横浜 船>
「クリスマスパーティ」
「諸田富男 グループ」
牛島あおい(vo) 久保田浩(p) 安ヵ川大樹(b) 諸田富男(ds)

1992年12月23日(水)
☆白崎さんの自宅スタジオでクリスマスセッション
豊田"ナバロ"晃(tp) 久保田浩(p) 白崎彩子(p) 林正男(b) 諸田富男(ds)

1992年12月25日(金)
<自由が丘 コーナーポケット>
「池野弘美 グループ」
池野弘美(vo) 久保田浩(p) 安ヵ川大樹(b) 井川晃(ds)
※初共演:池野弘美(vo) 井川晃(ds)

1992年12月26日(土)
<代々木 NARU>
「井口健一 グループ」
小俣景子(vo) 清水貴和子(vo) 井口健一(ts) 久保田浩(p) 磯部英貴(b) 諸田富男(ds)
※初共演:清水貴和子(vo)

1992年12月31日(木)
<新宿 J>
「諸田富男 六重奏団+酒井リエ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 若松孝(ts) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds) 酒井リエ(vo)
※ライブ&大晦日オールナイトジャムセッション




上記以外のライブです。

<新宿 J>
「諸田富男 六重奏団+酒井リエ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 若松孝(ts) 野村潤(ts)
久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds) 酒井リエ(vo)

<西麻布 ウッディベル>
「相楽賢哉 グループ」
相楽賢哉(tb) 熊谷卓(ts) 久保田浩(p) 脇義典(b) 岩城昌宏(ds)

「豊田"ナバロ"晃 グループ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 小泉清人(g) 久保田浩(p) 大角一飛(b) 諸田富男(ds)

「志水まどか セッション」
志水まどか(vo) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 磯部英貴(b) 天川洋一(ds)

「ヴォーカルバック」
久保田浩(p) 大坪寛彦(b) 中野祐二(ds)

<代々木 NARU>
「井口健一 グループ」
井口健一(ts) 久保田浩(p) 鈴木保志(b) 浅田聡(b) 宮本達也(ds)
小俣景子(vo) 鈴木久美子(vo)




1992年
☆セガでのプロジェクト第4弾
「メガCD スイッチ」
※ワハハ本舗の梅垣義明さん

 セガでのプロジェクトの第4弾です。メガCD用のゲームです。

 これは音楽ではなく効果音の製作の話です。

 まず製作担当がすごいです。企画は久本雅美さんが属するワハハ本舗の社長の喰始(たべはじめ)さん。音楽担当はクレイジーキャッツの谷啓さん。メインの効果音はテレビにも出演している人間効果音のケント・フリックさん。豪華な顔ぶれです。ケント・フリックさんはすごいです。よくあんなにいろいろ出来ますね。ヘリコプターの真似なんか本物です。

 このゲームに犬が登場するんですが、その犬が時々「ン」とか「ウウン」とか鳴きます。この声をワハハ本舗の梅垣義明さんがやりました。梅垣さんと言ってわからない人は・・・おかまにしか見えない化粧をし、超豪華に見える衣装を着て、越路吹雪の「ろくでなし」を歌いながら鼻にピーナッツを入れ客に向けて飛ばしている人・・・といえばわかるんじゃないでしょうか。そう、あの奇怪な人です。こういう人ってのは実の性格は舞台上とまったく違うものです。とてもそんなことをする人には見えませんでした。どちらかというとおとなしい人に見えました。

 このゲームは企画がワハハの社長ということで、少しだけ他のワハハ本舗の人たちも参加しました。佐藤正宏さんや吹越満さんも参加しました。私は会ってませんが、久本雅美さんや柴田理恵さんも参加しています。

 プロジェクトはとにかくたいへんでした、このプロジェクトで何度会社に泊まったことか。しまいには朝、会社から家に帰って、夕方、会社に出社するという夜勤状態になってしまいました。まあ夜のほうがじゃまものがいない分、仕事は進むんですけどね。しかもCDーROMの開発はみんな初めて。わかんないことだらけでした。私の机の上にはモニターが並んでました。メイン開発用のPCのモニター、音楽開発用のMACのモニター、ゲーム本体のモニター、CD-ROMエミュレート用のモニター、全部で4台ありました。カメレオンが2匹いないと開発できんちゅーの。

 このゲーム、開発のたいへんさとは逆に、やるほうはとても簡単。画面に出てくるスイッチを押せばいいだけなのです。スイッチを押すと何かギャグが始まります。それを見るのです。それだけです。こんなのゲームといっていいのかどうか・・・考えようによっては画期的なゲームです。しかもそのギャグが、

  「販売禁止にならねーのか?」

というものまであります。ボタンによっちゃ、カメラから、コピー機からがんがんゲロが噴射されますからね。おやつ食べながらゲームできんちゅーの・・・あたしゃこのゲームをおすすめします。マジで。


1992年1月2日(木)
☆泊まりでお座敷セッション
<理科大ジャズ研先輩 林さんの家>
ナバロ(tp) 林(g) 牛山(g) じみた(p) 大橋(b) 能登谷(ds)

 理科大ジャズ研OBのギターの林さんの家でのセッションに行きました。今回はラッパのナバロを連れて行きました


1992年1月10日(金)
<西麻布 ウッディベル>
「相楽賢哉 グループ」
相楽賢哉(tb) 熊谷卓(ts) 久保田浩(p) 脇義典(b) 岩城昌宏(ds)

 相楽バンドのベースが、浅田さんから脇くんに替わりました。脇くんは東大のジャズ研です。


1992年1月17日(金)
☆ライブ鑑賞
<青山 Body&Soul>
「市川秀男3+鈴木道子」
鈴木道子(vo) 市川秀男(p) 上野哲郎(b) 関根英雄(ds)

 前年度の大晦日に見に行った新宿の「カーニバル」のオールナイトセッションライブで、とても感動した鈴木道子さんのライブを早速見に行きました。バックは井口バンドの師匠といってもよいピアノの市川さんのトリオでした。市川さんは井口バンドをやっている時に遊びにきたことがありますので私は知っていました。鈴木さんと市川さんが一緒に演奏するのなら見に行くしかないです。いや~、とてもよかったです。これ以上の感想はありません。

 2ステージ目の始まった時でした。1曲目は鈴木さんなしで市川さんがトリオで演奏します。まず市川さんがピアノソロで弾き始めます。何かバラードっぽい感じでした。音も小さめでした。フリーソロで静かに弾き始めました。すると突然、

  「ガチャン!」

客席で灰皿が落ちたのでした。よくある銀色のアルミの灰皿です。すごい音がしました。ところがこの灰皿、落ちただけじゃ気がすまなかったんですね。

  「チャリン!」

  「カランカランカランカラン・・・」

  「カラカラカラカラ・・・」

  「カカカカ・・・」

回っているではありませんか。最後、

  「カポ!」

さすがに途中から市川さんも笑い出しました。せっかくのきれいなバラードのイントロが無駄になってしまいました。


1992年1月20日(月)
☆ライブ鑑賞
<新宿 On Air>
「市川秀男 トリオ」
市川秀男(p) 上野哲郎(b) 関根英雄(ds)

 ちょっと前に見に行った鈴木道子さんのライブでピアノを弾いていた市川さんに、「こういうところで自分のトリオでライブをやるんだけど暇だったらおいでよ。」と言われたので行きました。

 市川さんのリーダーのバンドを見に行くのは初めてでした。市川さんのオリジナルが多かったですね。この時の市川さんはキース・ジャレットのような感じでした。すばらしいピアノです。


1992年1月26日(日)
☆ライブ鑑賞
<原宿 キーストンコーナー>
「ゲニー・ドリュー トリオ」
ケニー・ドリュー(p) ニースル・ペデルセン(b) アルビン・クイーン(ds)

 法政ニューオレの後輩の女の子たちに誘われたので、彼女たちと一緒にケニーー・ドリューのトリオを見に行きました。ちなみにニューオレで私の6、7下の代は女の子が半分ぐらいいました。女の子は全部で10人近くいたと思います。

 私は個人的にはペデルセンはあまり好きではありません。音が大きすぎるのと音数が多すぎるのがだめなんです。ベースはレイ・ブラウンとか昔のロン・カーターとかが一番好きです。でもケニードリューは好きです。なのでペデルセンでなかったら自分から行ってたかもしれません。

 まあとにかくケニー・ドリューでした。このトリオではCDもたくさん出ています。まさにその演奏でした。

 演奏が終わった後、当然アンコールの拍手がありました。で、ケニー・ドリューがステージにあがりました。と、ここで遊びでソロでちょろっと弾き始めたんですが、これがなんとストライドピアノでした。私はケニー・ドリューの演奏はCDなどでたくさん知っていますが、ストライドピアノをやっているものは知りません。やっぱりできるんですね、こういう人たちは。ライブもよかったんですが、この日はケニー・ドリューのストライドピアノに驚きました。


1992年2月15日(土)
<代々木 NARU>
「井口健一 グループ」
井口健一(ts) 久保田浩(p) 鈴木保志(b) 宮本達也(ds)
※大風邪でリハを休む
※井口バンドラスト、しばらく井口バンド自体がなくなる

 井口バンドが一旦代々木「NARU」をクビになります。どういう事情か詳しく知りませんがクビです。バンマスが、もう亡くなったマスターの成田さんに、

  「やめぃ。」

と言われたのは間違いないと思います。一応井口バンドのラストライブです。

 このちょっと前の2月11日(火)の建国記念日にリハがあったんですが風邪で休んでしまいました。リハの前日の10日、会社の途中で調子が悪くなってきました。帰宅するときは結構たいへんでした。十何年ぶりのひどい風邪です。これはまずいと思い、3日分ぐらいの食料を買って帰宅、即ダウンです。翌日リハの日、熱が出たと思います。計ってませんが40度近く出たと思います。初めてリハを休んでしまいました。この週は会社も休みました。ラストライブの日には治りました。本当によかったです。


1992年2月22日(土)
☆セッション参加
<高田馬場 イントロ>
小俣景子(vo) 吉野ミユキ(as) 田中邦和(ts) ジョナサン・カッツ(p) 小佐古基史(g) 森元信哉(eb)
※初共演:吉野ミユキ(as) 小佐古基史(g) 森元信哉(eb)

 ヴォーカルの小俣景子ちゃんと一緒に久しぶりに高田馬場の「イントロ」のセッションに行きました。相変わらずのあふれんばかりの混み具合です。

 この日、いろんな人に会いました。久しぶりに会った、テナーの田中邦和くん、ちょっと前に会ったピアノのジョナサン・カッツ、東大ジャズ研のギターの小佐古基史くん、立教ジャズ研のエレベーの森元信哉くんなどがいました。

 この日、アルトの吉野ミユキちゃん、通称牛(ぎゅう)ちゃんに初めて会いました。いい演奏をしてました。

 世の中、吉野って名前だけで「ぎゅう」とか「よしぎゅう」とか呼ばれるんですね。自分から、

  「あたし、ぎゅうちゃんと
   呼ばれてますんで。」

と言っておりました。そういうんなら、そう呼ぶしかないですね。彼女、アナウンサーもよく出るあの日大の芸術学部放送学科出身なんですね。近藤サトさんでしたかね、同期だとか言ってました。


1992年3月7日(土)
<品川 パシフィックホテル>
「浦谷くん 結婚披露宴」
(日大リズム同期)
久保田浩(p) 磯部英貴(b)

 日本大学リズムソサエティで私の同期のトランペットの浦谷くんの結婚披露宴が品川のパシフィックホテルで行なわれました。ベースは明治BSで私の同期の磯部くんです。六大関係のつながりは強いですね。二次会は目黒の「ブルースアレイ」で行なわれました。


1992年3月27日(金)
☆スタジオセッション
<池袋 Let's>
「ナバロ セッション」
豊田"ナバロ"晃(tp) 吉野ミユキ(as) 松本英之(as) 久保田浩(p) 磯部英貴(b) 天川洋一(ds) 畔柳直之(ds)

※初共演:松本英之(as)

 池袋のスタジオ「Let's」でラッパのナバロのセッションを行ないました。アルトの松本くんに初めて会いました。この時はまだ早稲田スイング研の現役だったと思います。


1992年3月28日(土)
☆ライブ鑑賞
<新宿 J>
「トム・ミッター グループ」
トム・ミッター(ts) ベアタ・パテル(vo) 大橋高志(p) ブーツァ・ネツァック(b) 諸田富男(ds)

☆その後、初めて阿佐ヶ谷「マンハッタン」へ行く

 ドラムの諸田さんがいるというのでこのライブを見に行きました。バンドはよかったです。1曲だけ私も飛び入りしました。ピアノの大橋さんはとてもよい演奏でした。女性ヴォーカルのベアタ・パテルはポーランド人、ベースのブーツァ・ネツァックはチェコスロバキア人です(だっけ?)。んーん、カタカナでは非常に書きにくい。

 ライブが終わった後、バンドのメンバーの何人かと一緒に阿佐ヶ谷のライブハウス「マンハッタンへ」行くことになりました。私は初めて行くお店です。

 初めてマンハッタンに行った感想は、

  「狭すぎ。」

  「どうやってピアノを入れたんだろう?」

不思議なお店でした。でもマスターはいい感じでした。この後マンハッタンにはずっとお世話になります。


1992年4月10日(金)
<西麻布 ウッディベル>
「大亦ゆみ子 バースデイライブ」

10日(金)
大亦ゆみ子(vo) 吉野ミユキ(as) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 岩城昌宏(ds)

17日(金)
大亦ゆみ子(vo) 吉野ミユキ(as) 山口友生(g) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 岩城昌宏(ds)

※初共演:山口友生(g)

 学生時代からの知り合いの大亦ちゃんのバースデイライブを、彼女が習いに行っていた西麻布のヴォーカルスクール「ウッディベル」で行ないました。彼女は学生時代は東京女子大学でポップスやロックを歌っていたので、ジャズを歌い始めたというのには驚きました。理科大ジャズ研で私の1つ下の後輩にPayapaという人がいますが、彼女は大学は東京女子大学で東京女子大学のサークルにも顔を出していました。Payapaは理科大ジャズ研にはピアノで入ってきましたが、途中からジャズヴォーカルをやるようになりました。大亦ちゃんがジャズヴォーカルをやるようになったのはPayapaの影響でしょうね。

 2回行ないました。通常「ウッディベル」でのバースデイライブは1回です。特別だったんでしょうね。

 2回目のライブの時、ギターの山口さんに初めて会いました。


1992年4月18日(土)
<青山 場所?>
「結婚式二次会」
(理科大ジャズ研同期 φ(フェイ)関係)
Eve(tp) 苅田(ts) 牛山(g) じみた(p) φ(フェイ)(b) 能登谷(ds)

 理科大ジャズ研同期のφ(フェイ)に誘われて、青山で結婚式二次会の演奏を行ないました。


1992年4月24日(金)
☆スタジオセッション
<西大井 JAM BOX>
「じみた セッション」
吉野ミユキ(as) 久保田浩(p) 磯部英貴(b) 西尾研一(ds)

 私がスタジオを取ってセッションしました。


1992年5月2日(土)
☆ライブ鑑賞
<新大久保 Someday>
「野口久和 オーケストラ」
佐々木史郎(tp) 安保徹(ts) 山田穣(as) 野口久和(p) 渋谷盛良(b) 鈴木ウータン正夫(ds)

 ピアノの野口さんのバンドを見に行きました。一緒に見に行った人に誘われたんですけど、その人がテナーの安保さんの知り合いだったからです。私はまだこのメンバーとは知り合いではありませんでした。

 ライブが終わってからです。アルトのやまじょーが練習をし始めました。すると安保さんが、

  「ほーら、練習始めちゃったよ。」

そういう人だったのね。ライブが終わってまだ客もいるというのに・・・真面目ですねえ。


1992年5月16日(土)
<新宿 京王プラザホテル>
「結婚披露宴」
(東工大ジャズ研OB 西尾さん関係)
久保田浩(p) 脇義典(b) 西尾研一(ds)

 東工大ジャズ研OBの西尾さんに誘われて、結婚披露宴のバックの演奏を行ないました。ベースの脇くんは東大のジャズ研です。


1992年5月20日(水)
☆リハ
<阿佐ヶ谷 スペースベリオ>
「豊田"ナバロ"晃 グループ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 小泉清人(g) 久保田浩(p) 大角一飛(b) 諸田富男(ds)

※初共演:小泉清人(g) 大角一飛(b)

 この年の9月に始まるナバロバンドのリハです。ギターの小泉さんとベースの大角さんに初めて会いました。


1992年5月23日(土)
<八王子 BASH!>
「小野寺浩 グループ」
小野寺浩(b) 上井正英(tp) 久保田浩(p) 鏡剛(ds)

※小野寺バンド開始

 八王子の「BASH!」には法政ニューオレの後輩のテナーの小澤くんのバンドで出演していたんですが、彼が就職をしたので、そのバンドのメンバーで同じくニューオレの後輩のベースの小野寺くんがリーダーで出演することにしました。小澤くんと小野寺くんは同期なんですけどね・・・まあ私と同じで大学には5年間いました。ドラムの鏡くんは慶応のライトです。ほんとはジャズ研なんですけどね。トランペットの上井くんは早稲田のハイソでこの時は現役です。彼はとてもいい人です。顔以外は・・・話すと普通なんですけどねえ、黙ってると「チンピラ」にしか見えません。とてもおっかないです。彼と話そうとは思いません。まあ考えようによってはお得な顔です。

 小野寺バンドでしばらくの間、八王子の「BASH!」に出演することになります。


1992年5月24日(日)
<千葉 ブラックセイント>
「諸田富男 グループ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds)
※初共演:杉浦朱美(as)
※初めての諸田さんとのライブ
※長かったライブ

 諸田さんのリーダーで、千葉のライブハウス「ブラックセイント」に出演しました。ドラムの諸田さんに初めてライブに誘われました。また千葉の「Black Saint」にも初めて行きました。他のメンバーはなぜか知っている人たちばかりでした。

 この日何が変わっていたかというとライブの時間です。ライブは通常2~3ステージで1ステージ40分~1時間ぐらいが普通なんですが、この日は盛り上がったせいもありますが、終わってみると、1ステージ目が、

  「1時間45分」
  (@_@)

2ステージ目が、

  「2時間15分」
  (@_@)

なんでこんなに長かったんでしょう。

 この日ギターの板垣さんやアルトの杉浦朱美ちゃんが遊びに来てました。アルトの朱美ちゃんにはこれ以前に会ったことはありましたがステージ上で一緒に演奏するのは初めてでした。

 ライブ終了後、みんなで板垣さんの家へ行き、飲みました。私は次の日は月曜日だからセガ出勤です。といっても車を持ってない私は千葉から池袋では誰かに車で送ってもらわないと帰れません。

 結局朝方近くまで飲んでしまい、テナーの潤ちゃんに車で家まで送ってもらいました。彼は当時、私の家の近くの白山に住んでいました。

 なんとか次の日は出社できました。でも眠すぎ。


1992年5月27日(水)~6月2日(火)
☆シカゴ出張

 セガでの出張です。Summer CESというのがシカゴであります。CESはコンシューマー・エレクトロニクス・ショーです。名前のとおり、家電製品のショーなんですが、アメリカではゲームもこれに出展します。ずいぶん日本と違うもんですね。

 私はセガではサウンド開発にいましたが、サウンドからも毎年1人はCES見学のため出張します。この年は私になりました。ということでお遊びではありません。総勢50人ぐらいで行ったと思います。

 シカゴではシカゴブルースを演奏しているお店を見つけましたが、私は英語は苦手だし、1人で入るのもなんだしなあ・・・で結局入りませんでした。

 アメリカですからなんといってもやはりステーキです。なんだかシカゴで一番デカいステーキを出すお店というのに連れて行ってもらいました。まあ~、すごかったですねえ。まず前菜としてサラダが出ますが、これが大盛りのラーメンどんぶりみたいなやつにテンコ盛り。みんな驚きです。もうこれだけで十分です。っつーかこれからステーキ食うんか?

 出ました。ゲタのステーキが・・・ステーキっちゅうんでしょうか、こんなの?・・・でももったいないですからね。無理矢理全部食いました。こんなの毎日食ってりゃあんなデブになっちゃいますよ。シカゴのデブは半端じゃありません。

 サウンドのみなさんにおみやげを買ってから帰りました。


1992年6月13日(土)
<池袋 サンシャインプリンスホテル59F トリアノン>
「結婚式二次会」
(明治BS後輩 相楽くん関係)
相楽賢哉(tb) 久保田浩(p) 脇義典(b)

 明治BSのOBの相楽くんに誘われて、結婚式二次会のバックの演奏を行ないました。場所はサンシャインの59階のトリアノンでした。景色が最高ですね。


1992年6月20日(土)
<青山 シーバード>
「波多野素子 グループ」
波多野"Payapa"素子(vo) 久保田浩(p) 杉浦三郎(b) ?(ds)

 理科大ジャズ研の後輩のPayapaのリーダーで青山の「シーバード」に出演しました。ベースとドラムの人は当時Payapaが入っていたアマチュアビッグバンドの人です。ドラムの人の名前は覚えていません。

 シーバードは普通のライブとちょっと変わっていて、1ステージ目がバンドのライブ、2ステージ目はセッションです。これはもちろん知ってのことで出演しました。ライブのほうはまあまあの客の入りでした。でも客の反応が他でのライブよりなんかあまりよくない感じでした。

 ライブが終わると客が少し増えました。そして2ステージ目が始まると、1ステージ目客だった人たちがセッションに参加してます。・・・そうか、反応が今ひとつだったのはこういうことだったのか・・・要するにライブを見に来たわけではなくセッションをしに来たのですね。バンドはセッションの時間のちょっと前からやってるからついでに見ようかと・・・なんだかバンドをやってるほうとしてはこれじゃあですね・・・まあ言ってみれば、ジャムセッションのリーダーバンドの仕事と同じようなもんです。まあセッションができるんだから、セッションする側としてはいいと思いますが。ライブをやる側としてはどうなんですかね。


1992年7月4日(土)
<代々木 NARU>
「井口健一 グループ」
小俣景子(vo) 井口健一(ts) 久保田浩(p) 鈴木保志(b) 宮本達也(ds)
※井口バンドが復活

 この年の2月にクビになった井口バンドが復活しました。そしてこの時からヴォーカルが入るようになりました。

 どういう理由でクビになったのかもわかりませんが、どういう理由で復活したのかもわかりません。これはバンマスお得意の、

  「酒で金落とし術」

ですかねえ・・・よくNARUには行ってますからねえ・・・。

 まあとにかく復活しました。これで毎月1回ライブを行なうことになります。


1992年7月5日(日)
<青山 ブラッスリー・シュシュ>
「菊地くん 結婚披露パーティ」
(明治BS後輩)
熊谷卓(ts) 久保田浩(p) 磯部英貴(b) 福原"4Q"俊介(ds)

 明治BSで私の1つ下の後輩のトランペットの菊地くんの結婚披露パーティのバックの演奏を行ないました。場所は青山の「ブラッスリー・シュシュ」でした。ベースの磯部くんは明治BSで菊地くんの直接の先輩にあたります。テナーの熊谷くんとドラムの4Qは慶応のライトです。3人とも私と同期です。みんな同期だとやりやすいですね。


1992年7月12日(日)
<花小金井 アサダ楽器>
「楽器フェア」
「諸田富男 六重奏団」
豊田"ナバロ"晃(tp) 若松孝(ts) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds)
※初めての諸田バンド

 ドラムの諸田さんが当時勤めてた楽器屋のフェアでの演奏です。場所は西武新宿線の花小金井です。演奏は毎年ありました。

 諸田バンドでの演奏はこれが初めてです。

 このアサダ楽器フェアには女の子がお手伝いで何人か来ます。この年は2人いました。加瀬という子と渡部(わたべ)という子がいました。加瀬のほうは、その後に私たちで「フーリッシュ加瀬」と呼ぶようになりました。フーリッシュ・・・まあ女の子にたまにあるかわゆいやつです。


1992年7月15日(水)
☆ライブ鑑賞
<渋谷 クアトロ>
「谷啓&スーパーマーケット」
谷啓(tb) 中川英二郎(tb) 木村パンダ(b)

 谷啓さんのライブを見に行きました。これはセガのゲームのプロジェクトで谷啓さんが音楽担当だったからです。トロンボーンはうまかったです。ちなみにジャズライブですので「ガチョーン」はやりません。当時まだ十代だったトロンボーンの中川英二郎も出演していました。


1992年7月21日(火)
<吉祥寺 特設ステージ>
「吉祥寺祭り」
「諸田富男 六重奏団」
豊田"ナバロ"晃(tp) 若松孝(ts) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds)

 諸田バンドで、吉祥寺祭りで演奏を行ないました。場所は吉祥寺東急前でした。


1992年8月28日(金)
<東久留米市役所>
「市役所祭り」
「諸田富男 グループ」
牛島あおい(vo) 豊田"ナバロ"晃(tp) 久保田浩(p) 小泉清人(b) 諸田富男(ds)

※初共演:牛島あおい(vo)

 ドラムの諸田さんのリーダーで、東久留米市役所祭りで演奏しました。ヴォーカルの牛島さんと初めて一緒に演奏しました。


1992年9月1日(火)
<西麻布 ウッディベル>
「豊田"ナバロ"晃 グループ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 小泉清人(g) 久保田浩(p) 大角一飛(b) 諸田富男(ds)
※ナバロバンド開始

 ナバロバンドが結成され、ライブが始まりました。しばらくの間ナバロバンドで活動することになります。


1992年9月3日(木)
☆ライブ鑑賞
<青山 ブルーノート>
「Tuck & Patti」

 Tuck & Patti の演奏を聴きに、青山のブルーノートへ行きました。とてもよいライブでした、

 Patti はでかかったですね。女相撲かと思いました。Tuckは途中で1曲ソロギターをやりましたが素晴らしかったです。


1992年9月6日(日)
<吉祥寺 特設ステージ>
「仕事演奏」
「諸田富男 グループ」
山田穣(as) 久保田浩(p) 林正男(b) 諸田富男(ds)

※初共演:山田穣(as) 林正男(b)

 ドラムの諸田さんのリーダーで、吉祥寺でのストリート演奏を行ないました。といってもほんとのストリートではなく吉祥寺を盛り上げるためのパフォーマンスのお仕事です。

 この日アルトのやまじょーと初めて一緒に演奏しました。見たことはありましたが一緒に演奏するのは初めてでした。やまじょーがまだ無名だったころです。でもすでにこのころからとてもすばらしい演奏をしていました。

 またこの日、ベースの林さんに初めて会いました。この時はまだ某大手音響メーカーの会社員だったんですかね?もうやめてたんですかね?この日はウッドベースをキャリアーに乗せてごろごろと運んでいました。そう、この当時は車を持っていなかったんですね。 この時は予想もしませんでしたね。その後各地で飲んだり、バーべーキューをしたり、うちでパーティをしたり・・・いやいや、もちろん演奏もですね。長い間お世話になっているベーシスト、林正男さんです。


1992年9月26日(土)
☆ライブ鑑賞
<目黒 SONOKA>
「井上祐一 グループ」
井上祐一(p) 山田穣(as) 藤田耕平(b) ?(ds)

※初対面:井上祐一(p) 藤田耕平(b)

 アルトのやまじょーが入っているというのでこのライブを見に行きました。井上さんの演奏を初めて来ました。この時は昔のマッコイ・タイナーという感じがしました。ベ-スの藤田さんも初めて見ました。


1992年10月4日(日)
<吉祥寺 特設ステージ>
「仕事演奏」
「諸田富男 六重奏団」
豊田"ナバロ"晃(tp) 若松孝(ts) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds)

 諸田バンドで、吉祥寺でのストリート演奏を行ないました。本当のストリートではなくお仕事です。


1992年10月12日(月)
☆ライブ鑑賞
<新大久保 Someday>
「安部ジーナまりあ グループ」
安部ジーナまりあ(vo) 小俣景子(cho)

 ヴォーカルの小俣景子ちゃんがジーナさんのバンドでコーラスをやっているというので見に行きました。ジーナさんはよかったです。しかもデカかったです・・・


1992年10月18日(日)
<桜木町 迎賓館>
「結婚披露宴」
(明治BS同期 磯部くん関係)
久保田浩(p) 磯部英貴(b)

 明治BSで同期の磯部くんに誘われて、結婚披露宴のバックの演奏を行ないました。


1992年10月31日(土) [1]
☆中央大の学祭に出演
「礒野哲 グループ」
礒野哲(tp) 小澤祐二(ts) 久保田浩(p) 下山田守一(b) 岩城昌宏(ds)

 法政ニューオレの後輩の小澤くんに誘われて中央大学の学祭に出演しました。中央大学スイングクリスタルです。他のメンバーはみんな中央大学スイングで3つ下の後輩になります。



1992年10月31日(土) [2]
<新宿 J>
「諸田富男 六重奏団+酒井リエ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 若松孝(ts) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds) 酒井リエ(vo)
※初共演:酒井リエ(vo)
※Jに初出演

 その後、初めて諸田バンドで新宿のライブハウス「J」に出演しました。これ以降、諸田バンドで新宿「J」に出演することになります。

 また、ヴォーカルの酒井リエさんと初めて一緒に演奏しました。


1992年11月2日(月)
☆ライブ鑑賞
<青山 Body&Soul>
「村上寛バンド」
植松孝夫(ts) 野村潤(ts) 秋山一将(g) 桜井郁雄(b) 村上寛(ds)
飛び入り:鈴木良雄(b) 藤原清澄(b)

 テナーの野村潤ちゃんが入っているというので見にいきました。このバンドは彼1人だけ世代がずっと下です。この頃潤ちゃんは村上さんのバンドのレギュラーメンバーでした。

 なぜかこの日ベーシストが2人も遊びに来ていました。チンさんこと鈴木良雄さんの演奏はすでに私は知っていました。藤原清澄さんはこの時初めて見ました。この時はアメリカ在住で一時帰国していたそうです。日本ではまったく無名でした。もちろん私も名前も知りませんでしたがすばらしいベースでした。

 客席の事ですが、演奏前ぐらいだったか、入口付近になぜかSPの人たちがぞろぞろと入ってきたのです。何事かと思ったら、その後にカウンターを見ると、なんと渡哲也と鳳啓助が座っているではありませんか。それはSPが沢山いて当然ですわ。2人は1ステージを楽しんで帰りました。ジャズも好きなんですかね。


1992年11月3日(火) [1]
☆理科大ジャズ研のコンサートに出演
<六本木 ピットイン>
「社長 牛山善太」
Eve(tp) 苅田(ts) 牛山(g) じみた(p) φ(フェイ)(b) 能登谷(ds)

※大変な1日

 大変なな1日でした。まず朝、六本木のピットインへ行き、理科大ジャズ研のOBバンドで出演しました。「社長 牛山善太」・・・なんというバンド名でしょう。前年の「係長 能登谷厚」に続いて今年も出ました。だからそれじゃあ過去のパンフレット見ればバレちゃうっつーの・・・牛山さん、独立おめでとうございます。



1992年11月3日(火) [2]
☆早稲田大学の学祭に出演
<早稲田 ハイソ>
「小野寺浩 グループ」
上井正英(tp) 吉野ミユキ(as) 久保田浩(p) 小野寺浩(b) 岩城昌宏(ds)
※乱入:鏡剛(ds)

 演奏が終わってからすぐ早稲田大学へ向かいました。このメンバーで早稲田ハイソのメンバーはトランペットの上井くんだけです。ベースの小野寺くんは法政ニューオレの後輩です。ハイソのベースもやってましたけど。岩城くんは中央大学のスイングクリスタルです。これに私の知り合いの吉野のぎゅうちゃんを連れて行きました。途中で1曲、慶応ライトの鏡くんが曲の途中で乱入!・・・っていうかわざとそうしたんですけどね。どちらもいいドラムです。



1992年11月3日(火) [3]
<西麻布 ウッディベル>
「野村潤 グループ」
野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds)
飛び入り:岡崎正典(ts)

※初共演:岡崎正典(ts)

 早稲田祭が終わってからちょっと休憩してから西麻布の「ウッディベル」へ向かいました。実はこのグループに誘われたのはこの前日、潤ちゃんが入っている村上寛バンドを見に行った時だったんです。潤ちゃんに「明日空いてません?」と。これは疲れそうでしたがメンバーが諸田バンドのメンバーだったのでやることにしました。

 ああ、なんでこんな日に限って演奏が長いんでしょうか。「ウッディベル」でのライブ時間は他のライブハウスと同じです。2、3ステージで1回だいたい40分~1時間ぐらいです。飛び入りミュージシャンが何人かいたのもありますが、潤ちゃんは休憩をしませんでした。ぶっ続け3時間です。いいですね管の人は休めて。あとドラムは飛び入りがいました。したがって私と志村さんだけ休みがありません。激疲れました。

 この日、ニューオレの後輩のテナーの岡崎くんを呼びました。岡崎くんはこの後、潤ちゃんにテナーを習いに行き始めました。岡崎くんとセッションするようになったのはこの頃からです。


1992年11月6日(金)
<南浦和 歪珠亭>
「諸田富男 グループ」
野村潤(ts) 久保田浩(p) 安ヵ川大樹(b) 諸田富男(ds)

※歪珠亭に初出演

 ドラムの諸田さんのリーダーで、南浦和のライブハウス「歪珠亭」に出演しました。もうこのお店はなくなってしまいましたが、ここにはベーゼンドルファーのグランドピアノが置いてありました。いったい値段はいくらしたんでしょうね。


1992年11月8日(日)
☆慶応大学のジャズ研へ遊びに行く

※初対面:松本全芸(p)

 慶応ジャズ研のドラムの鏡くんに誘われて、慶応のジャズ研に遊びに行きました。たまたまバークリー音楽院から一時帰省していたピアノの松本全芸さんに会いました。


1992年11月14日(土)
<吉祥寺 特設ステージ>
「仕事演奏」
「諸田富男 グループ」
安保徹(ts) 久保田浩(p) 佐藤忍(b) 諸田富男(ds)

※初共演:安保徹(ts) 佐藤忍(b)

 ドラムの諸田さんのリーダーで、吉祥寺のストリートで演奏しました。本当のストリートではなく仕事です。テナーの安保さんとベースの忍さんと初めて一緒に演奏しました。


1992年11月14日(土)
<渋谷 場所?>
「結婚披露パーティ」
(諸田さん関係)
「諸田富男 グループ」
白崎(tp) 細谷(as) 久保田浩(p) 大角一飛(b) 諸田富男(ds)

 ドラムの諸田さんに誘われて、結婚披露パーティのバックの演奏を行ないました。

 トランペットの白崎さんは、ジャズピアノの白崎彩子ちゃんのお父さんです。千歳烏山でヒッコリーハウスというパン屋をやっています。またここには音楽スタジオもあります。

 アルトの細谷さんは諸田さんの知り合いです。


1992年11月15日(日)
<吉祥寺 特設ステージ>
「仕事演奏」
「畔柳直之グループ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 杉浦朱美(as) 久保田浩(p) 林正男(b) 畔柳直之(ds)
※諸田さんの仕事

 諸田富男「欠」グループで、吉祥寺でストリート演奏を行いました。これも本当のストリートではなく仕事です。

 なぜ「欠」かというと、これは本当は諸田さんの仕事だったからです。諸田さんは他にもう1つ仕事があってそちらをやったため、こちらができなかったのです。諸田さんが、諸田さんの弟子の畔柳くんに、

  「オレが出来ないからからお前がやれ。」

ってことで、畔柳くんがバンマスです。

 演奏は別に悪くないんですが、やはりいつもの「おやぢ」がいないと何か物足りないですね。


1992年11月27日(金)
<南浦和 歪珠亭>
「畔柳直之 グループ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 若松孝(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 畔柳直之(ds)
※本当は諸田グループ

 また出ました。諸田富男「欠」グループ。これも本当はドラムの諸田さんがリーダーのライブです。前回と同様、諸田さんにもう1つ仕事があったんでしょう。

  「オレが出来ないからからお前がやれ。」

ってことで、他は諸田バンドのメンバーですが、ドラムが畔柳くんになりました。「歪珠亭」でのライブは2回目です。


1992年12月5日(土)
<国立 障害者センター>
「クリスマス会」
「諸田富男 グループ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 久保田浩(p) 林正男(b) 諸田富男(ds)

 国立にある「障害者センター」のクリスマス会で演奏しました。

 障害者の人たちのためのクリスマス会です。小学生ぐらいの子どもがほとんどです。

 このクリスマス会には毎年、ドラムを演奏する障害者の新保(しんぽ)くんがいます。新保くんは、「新保くんバンド」の時間があり、テープに合わせて1人でドラムを演奏します。

 諸田さんのグループが始まると子どもたちはみんな踊り出します。曲はもちろん有名なクリスマスの曲や踊れそうな曲ですけど、ジャズ演奏は楽しいんでしょうか。最後は新保くんも一緒に演奏します。


1992年12月5日(土)
<新宿 パールバー>
「久保田浩 デュオ」
久保田浩(p) 安ヵ川大樹(b)

 新宿のピアノバー「パールバー」に安ヵ川くんとのデュオで出演しました。


1992年12月7日(月)
<新宿 J>
「小俣景子 グループ」
小俣景子(vo) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 大角一飛(b) 諸田富男(ds)

 ヴォーカルの小俣景子ちゃんが新宿の「J」でライブをやるというので私がメンバーを集めました。この日は客が多かったですね。超満員でした。大入り袋も出ました。


1992年12月11日(金)
<渋谷 BOSS>
「小川隆 グループ」
小川隆(g) 久保田浩(p) 大角一飛(b) チク小林(ds)

※初共演:小川隆(g) チク小林(ds)

 ベースの大角さんに誘われて渋谷の「BOSS」に出演しました。このお店はジャズだけではないですね。というか元々ジャズのお店ではないんじゃないでしょうか。あとのお二方はベテランです。当時で60歳前後ぐらいです。ドラムのチクさんは杉原淳とサラブレッズにいましたので11PMとかで演奏を見てた人も多いんじゃないでしょか。


1992年12月18日(金)
<横浜 船>
「クリスマスパーティ」
「諸田富男 グループ」
牛島あおい(vo) 久保田浩(p) 安ヵ川大樹(b) 諸田富男(ds)

 横浜の大桟橋から出ている船の中でのクリスマスパーティでの演奏でした。船は大桟橋から出て一周し、また大桟橋に戻ります。

 この時期はまだバブってたころで12月は仕事がたくさんあったころです。私はこの仕事はだいぶ前に諸田さんに誘われました。そしてこの日の4日前に、諸田さんと一緒にラッパのナバロバンドのライブが西麻布の「Woody Bell」であったんですが、この時、まだベースが決まっていませんでした。仕事は4日後です。諸田さんはたいへん困っていました。ナバロバンドが終わり、私と諸田さんは店を出ました。するとベースの安ヵ川くんがベースを持って歩いているではありませんか。近くのお店でライブがあったようでその帰りで車にベースを運ぶ途中でした。諸田さん、

  「おお、ヤスじゃねーか。」

久しぶりだったかどうかは知りませんが、まあ奇遇です。でも挨拶どころではありません。

  「なあ、この日空いてないかい?」

ヤスは空いてたのです。これでベースが決まりました。

 本番の演奏が終わってからバックの3人で中華街へ行きました。


1992年12月23日(水)
☆白崎さんの自宅スタジオでクリスマスセッション
豊田"ナバロ"晃(tp) 久保田浩(p) 白崎彩子(p) 林正男(b) 諸田富男(ds)

 ピアノの白崎彩子ちゃんのお父さんはトランペットを吹きますが、千歳烏山で「ヒッコリーハウス」というパン屋をやっています。またここにはスタジオもあります。このスタジオでクリスマスセッションをやるというので行きました。彩子ちゃんもいました。彩子ちゃんのお兄さんもどこかの大学のジャズ研でトランペットを吹いてたんですが、そのジャズ研の人たちも来ていました。ドラムの諸田さんやラッパのナバロやベースの林さんも参加しました。


1992年12月25日(金)
<自由が丘 コーナーポケット>
「池野弘美 グループ」
池野弘美(vo) 久保田浩(p) 安ヵ川大樹(b) 井川晃(ds)

※初共演:池野弘美(vo) 井川晃(ds)

 ベースの安ヵ川くんに誘われて、自由が丘のライブハウス「コーナーポケット」に出演しました。ヴォーカルの池野さんに初めて会いました。ドラムの井川くんは、私は西麻布の「ウッディベル」へ野村潤バンドの演奏を見に行ってたので彼の演奏は知っていましたが、この日初めて一緒に演奏しました。

 この日は、この年ドラムの諸田さんに誘われたアサダ楽器フェアの演奏の時に知り合った加瀬という女の子が見に来てました。彼女は車で見に来てました。ライブが終わってから池野さんと私を送ってくれたんですが、途中でラーメン屋に行きました。そのラーメン屋で池野さんと話をしたんですが、年を聞いてびっくり、私より3つも上でした。同じぐらいか年下かと思っていました。まあ見た目のお若いこと。歌もとてもよかったです。でも池野さん、あまり飲み過ぎないようにしてくださいね。ある量を超えると壊れちゃうんだから・・・(^^)。でも池野さんの歌はとても好きですよ。


1992年12月26日(土)
<代々木 NARU>
「井口健一 グループ」
小俣景子(vo) 清水貴和子(vo) 井口健一(ts) 久保田浩(p) 磯部英貴(b) 諸田富男(ds)

※初共演:清水貴和子(vo)

 私が井口バンドにベースの磯部くんとドラムの諸田さんを連れていきました。井口バンドはこれ以降このトリオメンバーになります。

 またヴォーカルの清水の貴和ちゃんと初めて一緒に演奏しました。彼女はよくNARUに遊びには来てましたね。


1992年12月31日(木)
<新宿 J>
「諸田富男 六重奏団+酒井リエ」
豊田"ナバロ"晃(tp) 若松孝(ts) 野村潤(ts) 久保田浩(p) 志村洋一(b) 諸田富男(ds) 酒井リエ(vo)
※ライブ&大晦日オールナイトジャムセッション

 この年最後のライブでした。年を越すとジャムセッションです。




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